「社会人になってから保育士の夢を諦めきれない」「子育てが一段落したから、一生モノの資格を取って働きたい」——そんな思いを抱えていませんか?
近年、異業種から保育業界へ飛び込む社会人が急増しています。社会経験や子育て経験を持つ人材は、保護者の気持ちに寄り添える頼もしい存在として、保育現場から非常に高く評価されています。しかし、生活費や今の仕事をどうするかを考えると、進学には大きな勇気が必要ですよね。
そこでおすすめなのが、「保育士 専門学校」の夜間部(夜間主コース)を活用するルートです。本記事では、現役保育士でありSEOライターでもある筆者が、社会人が夜間部の専門学校を選ぶ際の必須チェックポイントと、仕事や家庭と学習を両立するためのリアルなコツを徹底解説します。
社会人が保育士を目指すなら「専門学校の夜間部」が選ばれる理由
社会人が保育士資格を取得するには、独学で国家試験を受ける方法もありますが、合格率は例年20%前後と非常に狭き門です。確実かつ最短で資格を得るために、多くの社会人が「保育士 専門学校」を選んでいます。その中でも夜間部には、社会人にとって見逃せない3つの大きなメリットがあります。
1. 働きながら通えるため、収入を途切れない
夜間部の最大のメリットは、昼間はこれまで通り会社員として働いたり、パートやアルバイトで収入を得たりしながら通学できる点です。授業は平日18時〜21時頃に行われることが多く、現在のキャリアや生活基盤を手放すことなく、新しい夢への挑戦が可能です。昼間は保育補助として保育園で働き、夜は学校で学ぶというスタイルをとる学生も少なくありません。
2. 「指定保育士養成施設」なら無試験で資格取得
夜間部であっても、厚生労働省の指定する「指定保育士養成施設」であれば、卒業と同時に無試験で保育士資格を取得できます。日中の仕事で疲れた頭で、難関の国家試験対策を一人で行うのは至難の業です。カリキュラムに沿って2年間(学校によっては3年間)しっかりと単位を修得すれば確実に資格が手に入るのは、精神的な負担を大きく軽減してくれます。
3. 同じ志を持つ幅広い年齢層の仲間がいる
昼間の専門学校は高校からの新卒生が中心ですが、夜間部は20代〜50代まで幅広い年齢層の学生が集まります。会社員、フリーター、主婦などバックグラウンドも様々です。「社会人から再スタートを切る」という同じ志や悩みを持つ仲間と出会える環境は、挫折しそうになった時の大きな心の支えとなります。
夜間部がある「保育士専門学校」選びの5つのポイント
夜間部のある専門学校は昼間部と比べて数が限られますが、妥協して選ぶのは禁物です。入学後に「仕事と両立できない」「資金がショートした」と後悔しないため、以下の5つのポイントを必ず確認してください。
1. 「専門実践教育訓練給付金」の対象講座になっているか
社会人が専門学校に通う上で、最もネックになるのが「学費」です。夜間部の学費は昼間部より安く設定されていることが多い(2年間で100万〜150万円程度)ですが、それでも大きな出費です。 そこで絶対にチェックすべきなのが、その学校が国の「専門実践教育訓練給付金」の指定講座であるかどうかです。雇用保険の加入期間などの条件を満たせば、支払った学費の最大70%(上限あり)がハローワークから支給されます。この制度が使えるかどうかで経済的負担が激変するため、学校選びの最優先事項と言っても過言ではありません。
2. 始業時間と通いやすい立地(ターミナル駅からの距離)
夜間部の授業は18時〜18時30分頃にスタートするのが一般的です。あなたの現在の職場から、定時で退社して確実に間に合う立地でしょうか? また、授業が終わるのは21時を過ぎます。そこから自宅へ帰るためのアクセスが良いかどうかも重要です。毎日のこととなるため、職場・学校・自宅の動線がスムーズで、無理なく通い続けられるターミナル駅近くの学校を選ぶのが鉄則です。
3. 夜間部での「Wライセンス(幼稚園教諭)」取得の可否
保育士資格に加えて「幼稚園教諭二種免許状」も取得できると、認定こども園への就職など選択肢が大きく広がります。昼間部では同時取得がスタンダードですが、夜間部の場合は時間が限られているため、「保育士資格のみ」の取得となる学校も多く存在します。もし幼稚園教諭免許も希望する場合は、夜間部でもWライセンス取得が可能か(または短大の通信教育との併修制度があるか)を必ず確認しましょう。
4. ピアノ初心者へのフォローと練習環境
社会人になってから初めてピアノに触れるという方も多いでしょう。夜間部は授業時間が短い分、自主練習の時間が鍵を握ります。 夜遅い時間や、授業前の夕方の時間帯にピアノ練習室を自由に使えるか、個別のレッスン対応をしてくれる先生がいるかを確認してください。初心者でも卒業までに必要なレベル(バイエル終了程度、弾き歌いができる程度)まで引き上げてくれるサポート体制がある学校を選びましょう。
5. 最大の壁「保育実習」へのサポート体制
社会人の学生にとって最大の難関が、昼間に行われる「保育実習(計約1ヶ月〜1ヶ月半)」です。実習中は現在の仕事を休む必要があります。 学校側が社会人の事情をどこまで考慮し、実習先の園と柔軟にスケジュール調整(実習期間の分割など)を行ってくれるかは非常に重要です。オープンキャンパスでは「社会人の先輩たちは、仕事と実習をどうやって両立させていましたか?」と率直に質問してみましょう。
仕事・家庭と学校生活を両立させる!3つのサバイバル術
無事に入学を果たしても、仕事(家庭)と学業の二重生活は想像以上にハードです。最後まで走り抜けるための3つのサバイバル術をお伝えします。
1. 職場への根回しと「実習期間」の休み確保
学校に通い始める前に、必ず現在の上司や職場に相談し、理解を得ておきましょう。「授業がある日は絶対に定時で帰る(残業不可)」という取り決めをすることが第一歩です。 さらに重要なのが前述の「実習」です。有給休暇をまとめて取得する、一時的に休職制度を利用する、あるいは勤務形態を正社員からパートや派遣に切り替えるなど、事前に働き方を調整しておく必要があります。ここを疎かにすると、実習に行けず留年という事態になりかねません。
2. 「隙間時間」を極限まで活用する
まとまった勉強時間を確保するのは難しいため、通勤電車の中、昼休みの15分、入浴中などの「隙間時間」を暗記やレポートの構想にあてましょう。休日は溜まった家事をこなすだけで終わってしまうことも多いため、平日の隙間時間の積み重ねが単位取得の鍵になります。
3. 「完璧」を手放し、優先順位を明確にする
仕事も、家事も、勉強も、すべて100点満点を目指すと必ず心身がパンクします。この2年間(3年間)は「保育士資格を取得すること」を最優先とし、家事は便利家電や代行サービスを頼る、惣菜に頼る日を作るなど、上手な「手抜き」を覚えてください。体調を崩して授業を休んでしまえば本末転倒です。睡眠時間の確保とメンタルケアを第一に考えましょう。
まとめ:社会人からの挑戦は、必ず現場で活きる
「保育士 専門学校」の夜間部は、社会人がキャリアチェンジを目指すための最も現実的で確実な選択肢です。
日々の仕事と勉強の両立、そして実習の壁など、乗り越えるべきハードルは決して低くありません。しかし、社会で揉まれ、様々な経験を積んできたあなたの人間力やコミュニケーション能力は、保育現場に出たとき、他の誰にも負けない強みとなります。保護者対応や職員間の連携において、社会人経験は必ず大きな武器になります。
まずは専門実践教育訓練給付金の対象となっている学校を中心にパンフレットを取り寄せ、オープンキャンパスで夜間部のリアルな雰囲気を体感してみてください。あなたの新たな挑戦を、心から応援しています。